意味
英語の慣用句である”Red herring”
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「赤いニシン」。本題から逸れて、注意をそらすために使われる表現。
解説
「Red herring」というイディオムは、本来は「赤いニシン」という魚のことを指しますが、転じて「迷惑な情報」や「誤解を招く情報」を意味する表現として使われます。つまり、本来の目的から逸れて、意図的に誤解を招く情報を出すことを指します。例えば、議論や調査の中で、本質的な問題から逸れて、関係のない話題を持ち出して話を脱線させることがある場合、それは「red herring」の一例と言えます。
起源や背景(由来、成り立ち)
Red herring というイディオムは、本来は「赤いニシン」という意味の言葉です。しかし、この言葉がイディオムとして使われるようになったのは、狩猟の世界でのトリックに由来します。
狩猟の際、猟犬を使って獲物を追い詰めることがあります。しかし、獲物が猟犬を振り切って逃げ出すこともあります。そこで、狩人たちは赤いニシンを使ってトリックを仕掛けました。獲物が逃げた先に赤いニシンを投げ込むことで、獲物がニシンに気を取られている間に猟犬が追いつくことができるのです。
このように、赤いニシンは本来の目的とは異なる方向に注意を向けさせるトリックとして使われることがあります。そして、このトリックが転じて、議論や論争などで本来の話題から注意をそらすために使われるようになったのが、Red herring というイディオムの成り立ちです。
英文の使用例
このイディオムは次のような使い方ができます。
もっといいの出てるやん…編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
“Red herring”は、単なる「話題そらし」以上の意味を持ちます。意図的に誤った方向に注意を誘導し、真実から目を背けさせる、一種の欺瞞行為に近いニュアンスを含んでいるんです。政治の世界や、あるいは日常会話でも、誰かが都合の悪い真実を隠したい時、巧みに“red herring”を仕掛けてくることがあります。例えば、プロジェクトの遅延を追及された際、「いや、競合他社の動向が…」と全く関係ない話を持ち出すのは、典型的な例ですね。まさに、議論を“throw under the bus”する行為と言えるでしょう。
似たような表現に“smoke and mirrors”がありますが、こちらはもっと大規模で、視覚的な錯覚を利用した欺瞞を指すことが多いです。一方、“red herring”は、言葉や論理を用いるため、より巧妙で、気づきにくい場合もあります。また、”wild goose chase”とは異なり、red herringは意図的な誤誘導を含みます。真実を“sweep under the rug”するために使われる、狡猾な戦略なのです。だからこそ、私たち英語学習者は、この言葉の背後にある意図を見抜く目を養う必要があるのです。
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