asswipe – 馬鹿、くそったれ

由来、語源、成り立ち

ちょっと下品だけど語源は面白い単語です

  • ass + wipe の合成語。直訳は「尻を拭くもの」。語形成としては“bahuvrihi(所有複合語)”にあたり、「尻拭きみたいなヤツ=くだらない人間」という侮蔑へ転じました。初出は1940年代後半に見られるとされます。結構古いですね。

  • 最古の証拠は OED で1947年(作家 Mari Sandoz の用例)。一方、Merriam-Webster は「初出1953年」と記載。辞書間で若干ズレがあるタイプの語です。

  • なお、中世英語にはarse-wisp(=「尻拭き」=トイレットペーパー相当)という語があり、概念的な祖先といえます。現代の asswipe は20世紀アメリカの再生産ですが、発想自体は古いです。

意味・ニュアンス

  • (名)〈米・卑〉くだらない/最低なヤツ、ムカつくヤツ。(=asshole に近い強い侮蔑)

  • (名)〈米俗〉トイレットペーパーの意味でも使われます(文字どおりの「尻拭き」)。

  • 表記asswipeass-wipe の両方があり、口はかなり悪い部類です。

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使用例

このスラングは次のような使い方ができます。

1. “Don’t be such an asswipe and just admit you were wrong.” (「馬鹿なこと言わずに、ただ間違いを認めろよ」と言った)2. “I can’t stand that asswipe who always tries to one-up everyone.” (「いつも誰かを上回ろうとするくそったれが耐えられない」と言った)3. “He’s such an asswipe for cheating on his girlfriend.” (「彼女を裏切って浮気するなんて、彼は本当にくそったれだ」と言った)4. “I told him to stop being an asswipe and start taking responsibility for his actions.” (「彼に自分の行動に責任を持つようになるように言った。くそったれになるのをやめろ」と言った)

5. “That guy is a total asswipe for stealing my phone.” (「私の携帯電話を盗んだあの男は、完全にくそったれだ」と言った)

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実際に使われた映画やドラマのシーン

このスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
次のようなシーンでこのスラングは使われたことがあるようです。

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短い台詞のみ抜粋します(強い罵り表現なのでご注意を)。

  1. 『After We Collided』(2020)
    Ass-wipe! … Did you call me an ass-wipe?”
    クソ野郎! … いま俺のことクソ野郎って言った?」

  2. 『グランプリ/Grumpy Old Men』(1993)
    “You mean the low-life, ass-wipe… John Gustafson?”
    「つまり最低のクソ野郎…ジョン・ガスタフソンのことか?」

  3. 『Urban Legend』(1998)
    “But, asswipe, aren’t you forgetting something?”
    「でもな、クソ野郎、何か忘れてないか?」

  4. 『トレマーズ/Tremors』(1990)
    “You little asswipe!”
    「このクソガキが!」

  5. 『ザ・ソプラノズ』S5(TV, 2004)
    “him and our asswipe cousin…”
    「そいつと、俺たちのクソいとこが……」

参考:他にも『White Chicks』(2004)などで単発の「Asswipe!」という罵声が登場します。

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編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか

「asswipe」という言葉、確かに上品とは言えませんね。しかし、この言葉が持つ侮蔑のニュアンスは、ただの悪口とは一線を画します。文字通り「尻を拭うもの」から派生したこの言葉は、相手を「取るに足らない存在」「どうでもいい存在」と見下す意味合いが込められています。相手を人間として尊重していない、そんな冷たい感情が伝わってくるんです。

例えば、誰かがとんでもないミスをしたとします。そんな時、”He’s such a screw-up!”(あいつ、マジでドジ!)と言うこともできますが、”He’s a complete asswipe!” と言えば、単なる失敗以上の、その人の存在そのものを否定するような響きがあります。もっと軽い感じで”jerk”(嫌なやつ)や”douchebag”(自己中なやつ)と言う場合もありますが、「asswipe」はさらに辛辣で攻撃的なニュアンスを含んでいるんです。まさに”lowlife”(社会のクズ)と呼ぶにふさわしい人物像を想起させます。使用にはくれぐれも注意が必要ですね。

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