86’d – 追放、排除されることを意味するスラング

由来、語源、成り立ち

「86’d」の由来や語源については諸説あります。一つの説としては、アメリカのレストランやバーで、メニューの在庫がなくなった場合に「86」という数字を使って伝えたことから、それ以降に「86’d」が追放や排除されることを意味するスラングとして使われるようになったという説があります。別の説としては、1920年代のアメリカの刑務所で、囚人が「8」の字を描いてから「6」の字を描いて自殺をしたことから、それが「86’d」の語源となったという説もあります。ただし、これらの説はいずれも確証がないため、正確な由来は不明です。

使用例

このスラングは次のような使い方ができます。

1. I got 86’d from the party after I accidentally spilled my drink on the host’s new carpet. (パーティーで新しいカーペットにドリンクをこぼしてしまったため、追放された。)
2. The bouncer 86’d the rowdy group of guys who were causing a disturbance at the bar. (騒動を起こしていた乱暴な男性グループは、バーの用心棒によって排除された。)
3. The restaurant 86’d the special of the day because they ran out of ingredients. (材料が切れたため、その日のスペシャルメニューは排除された。)
4. The store 86’d the defective product from their inventory. (不良品は在庫から排除された。)
5. The company 86’d the employee who was caught stealing from the office. (盗みを働いていた社員は、会社によって追放された。)

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実際に使われた映画やドラマのシーン

このスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
次のようなシーンでこのスラングは使われたことがあるようです。

1. Breaking Bad(ドラマ)- シーズン2、エピソード10
主人公ウォルターが、彼の元同僚であるジェシーに対して「お前は86’dだ」と言い放つシーンがある。ジェシーはウォルターとの共同作業から外され、彼との関係が完全に終わったことを示している。

2. The Sopranos(ドラマ)- シーズン1、エピソード2
トニー・ソプラノが、彼の甥であるクリストファーに対して「お前は86’dだ」と言い放つシーンがある。クリストファーは、トニーのビジネスに失敗し、トニーにとってはもう使い物にならない存在となってしまった。

3. Pulp Fiction(映画)
ヴィンセントとジュールスが、彼らが殺した男の死体を処理するシーンで、「お前は86’dだ」と言いながら、死体を捨てる場面がある。この場面は、暴力的な犯罪者たちの世界での「排除」を示している。

4. The Great Gatsby(小説)
小説の中で、主人公のギャツビーが、彼のパーティーから一部の人々を「86’d」するシーンがある。彼は、彼らが彼のパーティーに相応しくないと判断し、彼らを追放することで、自分の社交界における地位を高めようとしている。

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