yellow journalism – センセーショナルな報道、スキャンダル記事

スラングの由来、語源、成り立ち

諸説あります。一説には、1890年代にアメリカ合衆国で、ライバル紙が互いに競ってスキャンダルやセンセーショナルな記事を掲載したことから、黄色い紙を使って印刷されたことから「Yellow Journalism」と呼ばれるようになったとされています。別の説では、スペイン・アメリカ戦争の際に、ニューヨークジャーナル紙がスキャンダル記事を掲載して、アメリカの報道機関がスペインに対する反感を煽ったことから、スペインの国旗が黄色であったことから「Yellow Journalism」と呼ばれるようになったとされています。

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使用例

このスラングは次のような使い方ができます。

1. The tabloid newspaper is known for its yellow journalism, often publishing scandalous stories without verifying their accuracy.(そのタブロイド紙はセンセーショナルな報道で知られており、正確性を確認せずにスキャンダラスな記事を掲載することが多い。)
2. The journalist was criticized for resorting to yellow journalism tactics to boost readership, even if it meant sacrificing journalistic integrity.(そのジャーナリストは、ジャーナリズムの信頼性を犠牲にしてでも読者数を増やすために、センセーショナルな報道手法に訴えたことが批判された。)
3. The article was filled with yellow journalism, exaggerating the facts to create a sensational story that would attract more readers.(その記事は事実を誇張してセンセーショナルなストーリーを作り出すため、センセーショナルな報道が満載だった。)
4. The newspaper’s yellow journalism tactics were exposed when it was discovered that they had paid sources for false information.(新聞社のセンセーショナルな報道手法は、虚偽情報を提供するために情報源に報酬を支払っていたことが発覚したときに暴かれた。)
5. The journalist’s yellow journalism approach to reporting on the celebrity’s personal life was widely criticized for being invasive and unethical.(そのジャーナリストが有名人の私生活に関する報道で取ったセンセーショナルな報道手法は、侵害的で倫理的に問題があるとして広く批判された。)

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実際の映画やドラマのシーン

この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
↓↓↓

1. 映画『キングコング』
主人公たちが島に上陸した後、現地の新聞記者が島の住民たちから聞いた怪獣の伝説を元に、センセーショナルな記事を書いているシーンがあります。

2. ドラマ『マスターズ・オブ・セックス』
主人公たちがセックスに関する研究を行っている中、当時の新聞社が彼らの研究をスキャンダルとして報道し、大きな波紋を呼ぶシーンがあります。

3. 映画『スパイダーマン:ホームカミング』
主人公のピーター・パーカーが、自分がスパイダーマンであることを隠しながら、学校の新聞部に加入し、センセーショナルな記事を書いているシーンがあります。

4. ドラマ『ザ・クラウン』
女王陛下の妹であるマーガレット王女が、不適切な恋愛関係を持っていることが報道され、国民の間で大きな話題となるシーンがあります。この報道は、当時のイギリスの新聞社によって大々的に取り上げられました。

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編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか

「yellow journalism」。日本語では扇情的な報道、スキャンダル記事と訳されますが、単なる「不正確な情報」とは一線を画します。その核心にあるのは、意図的な「煽り」。「truthiness(真実らしさ)」を追求するあまり、事実を歪曲し、読者の感情を揺さぶることに主眼を置くのです。まるで、ゴシップ好きのティーンエイジャーが「spilling the tea(秘密を暴露する)」時のように、刺激的な情報を提供することに興奮を覚えているかのようです。

この言葉の背景には、19世紀末のアメリカにおける新聞業界の熾烈な競争があります。ライバル紙が互いに読者を引きつけようと、「low-key(控えめ)」な報道ではなく、「extra(大げさ)」な演出を施した記事を連発。その結果、倫理観が欠如した、センセーショナルな報道が横行しました。現在でも、大衆を惹きつけるために誇張された報道や、裏付けの取れていない情報に基づいて報道するような媒体に対して、「yellow journalism」というレッテルが貼られます。冷静な判断を鈍らせるような報道には、常に警戒が必要ですね。

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