由来、語源、成り立ち
ちょっと下品だけど語源は面白い単語です
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ass + wipe の合成語。直訳は「尻を拭くもの」。語形成としては“bahuvrihi(所有複合語)”にあたり、「尻拭きみたいなヤツ=くだらない人間」という侮蔑へ転じました。初出は1940年代後半に見られるとされます。結構古いですね。
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最古の証拠は OED で1947年(作家 Mari Sandoz の用例)。一方、Merriam-Webster は「初出1953年」と記載。辞書間で若干ズレがあるタイプの語です。
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なお、中世英語にはarse-wisp(=「尻拭き」=トイレットペーパー相当)という語があり、概念的な祖先といえます。現代の asswipe は20世紀アメリカの再生産ですが、発想自体は古いです。
意味・ニュアンス
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(名)〈米・卑〉くだらない/最低なヤツ、ムカつくヤツ。(=asshole に近い強い侮蔑)
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(名)〈米俗〉トイレットペーパーの意味でも使われます(文字どおりの「尻拭き」)。
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表記は asswipe と ass-wipe の両方があり、口はかなり悪い部類です。
使用例
このスラングは次のような使い方ができます。
実際に使われた映画やドラマのシーン
このスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
次のようなシーンでこのスラングは使われたことがあるようです。
短い台詞のみ抜粋します(強い罵り表現なのでご注意を)。
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『After We Collided』(2020)
“Ass-wipe! … Did you call me an ass-wipe?”
「クソ野郎! … いま俺のことクソ野郎って言った?」 -
『グランプリ/Grumpy Old Men』(1993)
“You mean the low-life, ass-wipe… John Gustafson?”
「つまり最低のクソ野郎…ジョン・ガスタフソンのことか?」 -
『Urban Legend』(1998)
“But, asswipe, aren’t you forgetting something?”
「でもな、クソ野郎、何か忘れてないか?」 -
『トレマーズ/Tremors』(1990)
“You little asswipe!”
「このクソガキが!」 -
『ザ・ソプラノズ』S5(TV, 2004)
“him and our asswipe cousin…”
「そいつと、俺たちのクソいとこが……」
もっといいの出てるやん…参考:他にも『White Chicks』(2004)などで単発の「Asswipe!」という罵声が登場します。
編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
「asswipe」という言葉、確かに上品とは言えませんね。しかし、この言葉が持つ侮蔑のニュアンスは、ただの悪口とは一線を画します。文字通り「尻を拭うもの」から派生したこの言葉は、相手を「取るに足らない存在」「どうでもいい存在」と見下す意味合いが込められています。相手を人間として尊重していない、そんな冷たい感情が伝わってくるんです。
例えば、誰かがとんでもないミスをしたとします。そんな時、”He’s such a screw-up!”(あいつ、マジでドジ!)と言うこともできますが、”He’s a complete asswipe!” と言えば、単なる失敗以上の、その人の存在そのものを否定するような響きがあります。もっと軽い感じで”jerk”(嫌なやつ)や”douchebag”(自己中なやつ)と言う場合もありますが、「asswipe」はさらに辛辣で攻撃的なニュアンスを含んでいるんです。まさに”lowlife”(社会のクズ)と呼ぶにふさわしい人物像を想起させます。使用にはくれぐれも注意が必要ですね。
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