裁判スラング Throw the book at: 重い刑罰を与える

Throw the book at: 重い刑罰を与える

スラングの起源、由来。語源や成り立ち

「Throw the book at」の起源や語源については諸説あります。一説には、19世紀にアメリカの裁判所で判決文を書いた本を投げつけるようにして判決を下す様子から来ていると言われています。また、判決文を書いた本を投げつけるのではなく、重い刑罰を与えるために法律書を引用することから来ているという説もあります。しかし、正確な起源や語源は不明です。

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使用例

このスラングは次のような使い方ができます。

1. The judge is going to throw the book at the defendant for his heinous crimes.
(その被告人に対して、裁判官は凶悪な犯罪に対して重い刑罰を与えるつもりだ。)

2. If you don’t pay your taxes, the IRS will throw the book at you.
(税金を払わなければ、IRSはあなたに対して重い刑罰を与えるだろう。)

3. The school has a zero-tolerance policy for bullying and will throw the book at any student who engages in it.
(学校はいじめに対してゼロトレランスの方針を持っており、それに関与する生徒に対しては重い刑罰を与えるだろう。)

4. The company’s CEO was caught embezzling funds and the board of directors is ready to throw the book at him.
(その企業のCEOが資金を横領していることが発覚し、取締役会は彼に対して重い刑罰を与える用意がある。)

5. The police officer warned the suspect that if he didn’t cooperate, they would throw the book at him.
(警察官は容疑者に協力しなければ、彼らは彼に対して重い刑罰を与えると警告した。)

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実際の映画やドラマのシーン

この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
↓↓↓

1. ドラマ「ブレイキング・バッド」
主人公のウォルターが、相棒のジェシーが裏切ったことに激怒し、彼に対して「Throw the book at him!」と叫びます。このシーンでは、ウォルターがジェシーに対して厳しい刑罰を与えることを要求していることが伝わります。

2. 映画「ショーシャンクの空に」
刑務所の所長が、主人公のアンディに対して「Throw the book at him!」と言います。このシーンでは、アンディが刑務所の規則を破ったことに対して、所長が厳しい刑罰を与えることを要求していることが伝わります。

3. ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
政治家のフランクが、ライバルの議員に対して「Throw the book at him!」と言います。このシーンでは、フランクがライバルを陥れるために、彼に対して厳しい刑罰を与えることを要求していることが伝わります。

4. 映画「グッドフェローズ」
マフィアのボスが、部下に対して「Throw the book at him!」と言います。このシーンでは、ボスが部下に対して厳しい刑罰を与えることを要求していることが伝わります。

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編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか

「Throw the book at」は、単に「重い刑罰を与える」という意味以上の、一種の劇場的な響きを持つスラングです。書類を文字通り投げつけるイメージが、法の執行における怒りや厳格さを強調します。例えば、誰かが「He really messed up, they’re gonna throw the book at him!」と言うとき、それは「彼は本当にやらかした。厳罰は免れないぞ!」というニュアンスに加え、「ざまあみろ!」という気持ちがほんの少し込められているかもしれません。

このフレーズが持つ独特のニュアンスは、類似のスラングとの比較でより明確になります。「Come down hard on」も重い処罰を意味しますが、こちらはより事務的で感情的な色合いが薄いでしょう。「Bust someone’s chops」は、相手をからかったり、軽く罰したりするニュアンスなので、「Throw the book at」ほどの深刻さはありません。また、「Hang ‘em high」という、より古風でワイルドな表現もありますが、これは極めて重大な犯罪に対する処罰を連想させ、現代ではほとんど使われません。それに対し、「Throw the book at」は、企業の不正行為から、スポーツにおけるルール違反まで、比較的幅広い状況で使用できる、汎用性の高いスラングと言えるでしょう。誰かが「He’s really in the doghouse now」のような状況で使っても違和感はありません。

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