to have a chip on one’s shoulder:「自分に対して不当な扱いを受けたと感じて、怒りや敵意を持っている状態」を表すイディオムです。

イディオムとは…よく使われる表現、慣用句のことだよ

意味

英語の慣用句である”to have a chip on one’s shoulder”
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「自分に対して不当な扱いを受けたと感じて、怒りや敵意を持っている状態」を表すイディオムです。

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解説

「to have a chip on one’s shoulder」というイディオムは、自分自身に対する不満や怒り、あるいは過去の嫌な経験などが原因で、他人に対して攻撃的な態度をとることを表します。つまり、自分に対する何らかの不満やコンプレックスがあるため、他人に対して敵意や攻撃的な態度をとることを指します。このイディオムは、しばしば自己主張が強く、自分の意見を主張する人に対して使われます。

起源や背景(由来、成り立ち)

「to have a chip on one’s shoulder」というイディオムは、自分自身に対する不満や怒り、あるいは過去の屈辱的な経験によって、常に攻撃的な態度をとる人を表現する言葉です。このイディオムの成り立ちは、19世紀のアメリカ合衆国にさかのぼります。当時、肩に小さな木片を乗せて、誰かが挑戦してくるのを待つという習慣がありました。この習慣から、肩に木片を乗せている人は、自分に対する攻撃を待ち構えているという意味で「chip on one’s shoulder」という表現が生まれました。後に、この表現は、自分自身に対する怒りや不満を持っている人を表すイディオムとして広く使われるようになりました。

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英文の使用例

このイディオムは次のような使い方ができます。

1. He always has a chip on his shoulder about his height, even though he’s taller than most people. (彼はいつも自分の身長について不満を持っている。でも、実際にはほとんどの人よりも背が高い。)
2. She has a chip on her shoulder about her job, constantly complaining about her workload and salary. (彼女は仕事について不満を持っている。常に仕事量や給料について文句を言っている。)
3. He has a chip on his shoulder about his upbringing, feeling like he didn’t have the same opportunities as others. (彼は育ちについて不満を持っている。他の人たちと同じような機会がなかったと感じている。)
4. She always has a chip on her shoulder about her ex-boyfriend, bringing him up in every conversation. (彼女は元彼氏についていつも不満を持っている。どんな会話でも彼について話題を持ち出す。)
5. He has a chip on his shoulder about his intelligence, always trying to prove himself to others. (彼は自分の知能について不満を持っている。常に他の人たちに自分を証明しようとしている。)

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編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか

“To have a chip on one’s shoulder”。直訳すると「肩に木片を乗せている」ですが、これは単に物理的な状態を指すのではありません。誰かがちょっとしたことでbent out of shape、つまり怒り狂っている状態を表します。このイディオムが持つニュアンスは、根深い不満や劣等感に起因する、常に臨戦態勢にあるような態度です。

似たような表現に“to be a sore loser”がありますが、こちらは負けず嫌いな性格を指すのに対し、“to have a chip on one’s shoulder”は、もっと根源的な部分に問題を抱えていることを示唆します。過去の経験から「誰も自分を正当に評価してくれない」と思い込んでいる人が、些細なことでfly off the handle、つまり激怒するような状況です。彼らはまるで、常に誰かに喧嘩を売る機会を窺っているかのよう。また、別のスラングで「salty」という言葉がありますが、これは「不機嫌な」や「腹を立てている」という意味合いで、chip on one’s shoulderを持っている人にピッタリ当てはまるでしょう。彼らは常に何かに対して不満を抱えており、その感情が言動に表れてしまうのです。

この表現が19世紀のアメリカで生まれた背景を考えると、フロンティア精神が色濃く残る時代において、自己主張の強さやハングリー精神が重要視されたことが影響しているのかもしれません。しかし、現代社会においては、このような態度は周囲との摩擦を生む可能性があります。もしあなたが誰かに対して「chip on your shoulder持ってるね」と感じたら、その背景にある不満や劣等感に目を向けてみると、より建設的なコミュニケーションが築けるかもしれません。

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