スラングの由来、語源、成り立ち
諸説あります。一つの説によると、”idiot”はギリシャ語の”idios”(自分自身)に由来し、当初は自分自身に集中しすぎる人を指していました。また、別の説によると、中世のフランスで”idiote”という言葉が、知的障害者や精神疾患を持つ人を指すために使われていたとされています。これが英語に取り入れられ、現在の意味になったという説もあります。
使用例
このスラングは次のような使い方ができます。
実際の映画やドラマのシーン
この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
1. ブレイキング・バッド(ドラマ) – 主人公のウォルターが、相棒のジェシーに対して「You stupid son of a bitch(お前は馬鹿者だ)」と罵倒するシーンがある。
2. フレンズ(ドラマ) – ロスが、レイチェルが自分の彼女としている男性に対して「He’s an idiot(彼は馬鹿だ)」と言うシーンがある。
3. ザ・シンプソンズ(アニメ) – ホーマーが、自分がやった失敗に対して「D’oh! What an idiot(ばかやろう、お前は)」と叫ぶシーンがある。
4. プリティ・ウーマン(映画) – ジュリア・ロバーツ演じる主人公が、リチャード・ギア演じる相手に対して「You’re an idiot(あなたは馬鹿だ)」と言うシーンがある。
5. ザ・ハングオーバー(映画) – フィルが、アランという友人に対して「You’re such an idiot(お前は本当に馬鹿だ)」と言うシーンがある。
編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
“Idiot”という言葉、日本語の「馬鹿」や「ばか者」と訳されることが多いですが、英語ネイティブスピーカーが使う場合、単なる知能の低さだけを指しているわけではありません。むしろ、”Duh!”とでも言いたくなるような、明らかなミスや愚かな行動に対する強い非難、あるいは軽いジョークとして用いられることが多いのです。
例えば、友人が派手に転んだ時に、”You’re such an idiot!”と笑いながら言うのは、愛情表現の一種だったりします。もちろん、相手との関係性や状況をわきまえないと、本当に相手を傷つけてしまう”faux pas”になりかねません。だから、使う時は要注意です。
類語としては、”moron”や”dummy”などがありますが、”idiot”は比較的軽度な侮辱表現と言えるでしょう。”Moron”はもっと強烈で、相手を完全に侮辱するニュアンスがあります。また、”dummy”は、相手をからかうような、少し可愛らしいニュアンスも含まれています。
最近では、”idiot box”というスラングはあまり聞かなくなりましたが、これはテレビのことを指していました。テレビを見る時間を無駄にする、という意味合いが込められていたのでしょうね。結局、言葉は生き物。時代によって意味合いも強さも変わっていく。それがスラングの面白いところであり、難しいところでもあります。
コメント