スラングの由来、語源、成り立ち
諸説あります。一説には、trynaはアフリカ系アメリカ人の英語方言であるAAVE(African American Vernacular English)に由来するとされています。また、もう一つの説によると、trynaはインターネットスラングとして、文字数を減らすために使われるようになったとされています。
使用例
このスラングは次のような使い方ができます。
実際の映画やドラマのシーン
この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
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1. ドラマ「Friends」
シーン:Joeyが演技のオーディションに挑戦する場面にて
セリフ:I’m tryna be an actor, man. (俳優になろうとしてるんだよ)
2. 映画「Straight Outta Compton」
シーン:N.W.A.がレコーディングスタジオで新曲を作る場面にて
セリフ:We tryna make a hit record. (ヒット曲を作ろうとしてるんだ)
3. ドラマ「Breaking Bad」
シーン:JesseがWaltに協力を求める場面にて
セリフ:I’m tryna do right by him. (彼に正しく接したいんだ)
4. 映画「Moonlight」
シーン:ChironがKevinと再会する場面にて
セリフ:I’m just tryna keep my head above water. (ただ水面に浮かんでいるだけなんだ)
5. ドラマ「The Office」
シーン:JimがPamに告白する場面にて
セリフ:I’m tryna tell you that I love you. (愛してるって言いたいんだ)
編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
“Tryna”は、単に“trying to”を短縮しただけの言葉ではありません。そこに込められるのは、少しばかりのカジュアルさ、そしてある種の親近感です。フォーマルな場面で使うことはまずありません。むしろ、仲間内での会話や、気心の知れた相手とのテキストメッセージでこそ、その真価を発揮します。“I’m tryna get my life together, fam!”なんて言えば、「今、人生立て直そうと頑張ってるんだよ、マジで!」というニュアンスが伝わります。 “Fam”は家族のような親しい相手への呼びかけに使われるスラングです。
“Gonna”(going toの短縮形)や“wanna”(want toの短縮形)と似た立ち位置ですが、“tryna”は特に努力や試みを強調したい時に使われます。例えば、「~しようと思っている」という計画だけでなく、「実際に動き出している、もしくはそうしたい強い願望がある」という気持ちを伝えたい時に最適です。もし、誰かが “I’m just chilling” (ただダラダラしてる)と言っている時に、 “You should tryna do something productive, bruh!” (なんか生産的なことしようぜ、兄弟!) と言えば、友達を励ますニュアンスが含まれます。”Bruh”は男性同士で使われるくだけた呼びかけです。
また、状況によっては、言い訳がましく聞こえることもあります。”My bad, I was tryna help.” (ごめん、助けようとしてたんだ。)のように使えば、失敗を認めつつも、悪意はなかったことを伝えられます。このように、”tryna”は単なる短縮形以上の、多様な感情を表現できる便利なスラングなのです。
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