スラングの由来、語源、成り立ち
“earn your stripes”というスラングは、軍隊の階級制度に由来しています。軍隊では、上級の階級に昇進するためには、下級の階級での経験と実績を積み上げ、自分の肩章にストライプを付ける必要があります。このように、地位や信頼を得るためには、努力や実績を積み上げる必要があるという意味で使用されます。
使用例
このスラングは次のような使い方ができます。
実際の映画やドラマのシーン
この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
1. ドラマ「Suits」
主人公であるMikeは、法律事務所で働くためには法律学位が必要だが、彼にはそれがない。しかし、彼は優れた知識と洞察力を持っているため、彼の上司であるハーヴィーは彼を雇い、彼に「Earn your stripes(地位を得るために努力せよ)」と言う。彼は、自分の能力を証明するために、厳しい試練を通して自分の地位を確立する。
2. 映画「Whiplash」
主人公であるアンドリューは、ジャズドラマーとしての地位を確立するために、彼の教師テレンス・フレッチャーによって厳しい試練を課せられる。フレッチャーは常に彼に「Earn your stripes(地位を得るために努力せよ)」と言い、アンドリューは自分の能力を証明するために、常に自分自身を追い込む。
3. ドラマ「Breaking Bad」
主人公であるウォルター・ホワイトは、元々は高校の化学教師であったが、彼は癌を患っており、家族のためにお金を稼ぐために、メタンフェタミンの製造と販売に手を染める。彼は、この危険なビジネスで生き残るためには、自分の地位を確立する必要があり、彼は常に「Earn your stripes(地位を得るために努力せよ)」と自分に言い聞かせる。彼は、自分の能力を証明するために、常に危険な状況に身を置きながら、自分自身を追い込む。
編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
“Earn your stripes”、日本語で言うなら「一旗あげる」に近いでしょうか。単に昇進や成功を意味するだけでなく、そこに至るまでの「苦労」や「献身」が強く込められています。資料にもあるように、軍隊の階級制度に由来するため、組織の中で実績を積み重ね、認められる必要があるというニュアンスが根底にあるんですね。新人がいきなり”calling the shots”(指図する)なんて許されるはずもなく、まずは地道に”paying your dues”(当然の代償を払う)必要があるわけです。
この表現の面白いところは、必ずしも「成功」が保証されているわけではない点です。たとえどんなに努力しても、結果が出なければ”earning your stripes”とは言えません。逆に、”a piece of cake”(朝飯前)な仕事でたまたま良い結果が出たとしても、この言葉は使いません。長年の努力が実を結び、ようやく周囲から認められるようになった時にこそ、この言葉が輝きを放つのです。
例えば、何年も下積み生活を送っていたコメディアンが、ある日突然ブレイクした場合、「He finally earned his stripes!」と、喜びと尊敬の念を込めて表現するでしょう。
get off my back – 私を追い回すな、うるさく言うな
on blast – 情報公開、公表
マイク・ウィリアムス (Mike Williams)のBambini和訳・翻訳
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