スラングの由来、語源、成り立ち
「haters gonna hate」は、批判する人たちは批判し続けるという意味で、主に妬みや嫉妬から来る批判を指します。このフレーズの由来や語源については諸説あります。一部の説では、2003年にリリースされたTaylor Swiftの曲「Shake it Off」の歌詞に登場したことが起源とされています。また、1999年にリリースされたプロデューサーFat Joeの曲「We Thuggin’」の歌詞にも似た表現があるため、そこから派生したとする説もあります。しかし、正確な語源は明らかではありません。
使用例
このスラングは次のような使い方ができます。
実際の映画やドラマのシーン
この英語のスラングが実際に使われた映画やドラマ、小説、漫画はあるのでしょうか?
1. 映画『ラ・ラ・ランド』
シーン:主人公のセバスチャンがピアノ演奏中に、客席から「ジャズはもう古い」という批判的な声が上がる場面で使われる。
2. ドラマ『ブレイキング・バッド』
シーン:主人公のウォルター・ホワイトが、自分の作ったメタンフェタミンを売り込もうとするが、ライバルのギャングから「お前は素人だ」と批判される場面で使われる。
3. 映画『アイアンマン』
シーン:主人公のトニー・スタークが、自分のアイアンマンスーツを披露する場面で、マスコミから「これは危険だ」と批判される場面で使われる。
4. ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』
シーン:キャラクターのダナーリス・ターガリエンが、自分の野望を語る場面で、側近から「お前は狂っている」と批判される場面で使われる。
5. 映画『トイ・ストーリー』
シーン:主人公のウッディが、新しいおもちゃのバズ・ライトイヤーに置き換えられる場面で、他のおもちゃたちから「ウッディはもう古い」と批判される場面で使われる。
編集部コラム:ネイティブの視点 —— なぜこの言葉が使われるのか
「haters gonna hate」は、単なる悪口への反論ではありません。根底にあるのは、成功や自己表現に対する周囲の無理解や嫉妬。「どうせ批判する奴はするんだから、気にすんな」という、ある種の開き直りにも似たニュアンスを含んでいます。例えば、新しいファッションに挑戦した時、必ず「that’s so fetch!(それ、超イケてる!)」と褒める人もいれば、陰で「basic(ありきたり)」だとdisる人もいる。そんな時、「haters gonna hate」と呟けば、自己肯定感を保ちつつ、批判を一蹴できるわけです。
このフレーズの強みは、共感性の高さ。誰もが一度は経験する「妬み」や「やっかみ」といった感情に訴えかけるため、瞬く間にミームとして広まりました。たとえ誰かに「salty(不機嫌)」だと言われたとしても、気にすることはないのです。
また、「haters gonna hate」は、「haters」という言葉自体が持つユーモアもポイントです。「批判者」をストレートに表現するのではなく、どこか愛嬌のある響きを持つ「haters」を使うことで、深刻さを和らげ、ポジティブな姿勢をアピールできます。類語としては、「Don’t feed the trolls.(荒らしに餌をやるな)」がありますが、こちらはネット上の荒らし行為に特化しており、「haters gonna hate」の方が、より広い範囲の批判や妬みに対応できます。つまり、「haters gonna hate」は、自己防衛とユーモア、そして共感を組み合わせた、非常に汎用性の高いスラングなのです。
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